2004年9月7日
加工食品にはアレルギー表示が義務づけられているが、アレルギーの5大アレルゲンは何かと問われて言葉につまった。答えを聞いてびっくり。
- 卵
- 牛乳
- 大豆
- 米
- 小麦
チョコレートには通常、乳化剤としてレシチンが使用されるが、1884年創業のフランス、ヴォアロンのボナー・チョコラティエのチョコレートには、レシチンも香料も一切使われていない。創業当時の設備で、その当時のレシピで製造している世界でも希有なメーカーである。
このメーカーのドリンク・チョコレートはまぎれもない世界の逸品である。
- コポー・トニック ココア分 100%
- コポー・メゾン ココア分 80%
- コポー・ミエル ココア分 70% (ヴォアロン近郊で採れる菩提樹の蜂蜜が10%含まれる)
ボナーのチョコレートはパリでも買えない幻のチョコレートである。
(このコメントはコメントは旧ブログからの転載です。)
Unknown より:
2004年9月9日 11:10 午前
こんにちは!大豆レシチンを使用していないチョコって本当に少ないですね!パッと浮かぶのはミッシェル・クリュイゼルくらいでしょうか・・・小規模でチョコを作っているところでも、使っていないところはボナー以外にはないようです。(フランス以外の国は知りませんが・・・)いつからチョコの製造にレシチンをくわえるようになったんでしょうね?いったい誰が考えついたんでしょう。遺伝子組み換えでない大豆由来のレシチンとかあるんでしょうか・・・なんだか謎だらけの存在ですね。私はアレルゲンの「表示推奨」19品目の1つに含まれている「胡桃」のアレルギーがあります。義務付けされていないので、お菓子屋さんやパン屋さんのようなところではたいていの場合表示されていません。うっかり訊かずに買って食べるとえらい目に遭います。(症状は軽いのでまだ救われますが・・・)チョコレートも大豆レシチンの入っているせいで食べられない人がいるはず。でもあまりそんな話は耳にしませんね。どうしてかなあ。
(このコメントはコメントは旧ブログからの転載です。)
Tank より:
2004年9月10日 12:43 午前
chocomimi さんコメントの書きこみありがとうございました。Debauve et Gallais(ドゥボーブ・エ・ガレ) もレシチンを使用していないようです。いつからレシチンを使うようになったのか、業界でも一時話題になったことがありましたが特定できなかったと聞いています。日本チョコレート工業協同組合の50年前の工業史によれば、その中でレシチンに言及していますので、文献的には50年前にはすでに使われていたことが分っています。誰が使い始めたものか不明です。何かのおりに大豆の油をチョコレートに混ぜたところ粘度が下がったので使い始めたのではなかろうかと思われます。大豆アレルギーの方はいらっしゃいます。レシチンの入っていないチョコレートを探しておられます。あなたは「胡桃」のアレルギーでいらっしゃるそうですが、私の知人のお子さんがゴマ・アレルギーの重症で困っておられます。ベルギーのバリー・カレボー社の原料チョコレートは GMO Free の大豆レシチンを使っています。スペインのチョコヴィック社の原料チョコレートも同じです。環境汚染で今後ますますアレルギーの種類も増えるのではないでしょうか。